書き置き

何かを書き残す

最近身近にWF主義者の方がいて。
どうにも「失敗しない」ことに固執しすぎてる感があったので考えてみた。

ケーススタディ

仮にAgile的なやり方の場合に以下とする。

  • 開発期間1ヶ月
  • 失敗率 50%

そしてWF的な場合

  • 開発期間2ヶ月
  • 失敗率0%

だいぶ極端な数値だとは思う。
WFにした途端倍の工数かかるとか、WFだと2回に1回失敗するとか、流石に大げさかもしれないがちょっと考えてみよう。

リリースすることで月500万の売上増を見込めるとした場合。

Agile的な方が早いが失敗率は50%なので、案件達成での売上増期待値は250万といったところか。
対してWFは2ヶ月あれば確実に500万プラスさせることができる。

Agile:毎月の増分 250万 × 12回 = 3000万
WF:2ヶ月に1回 250万 × 6回 = 3000万

どちらも1年後の月あたりの売上は、前年比で3000万という計算になる。
2回に1回失敗という酷い品質なのに、変わらないのだ。

それだけではない。

WFの場合、2ヶ月に1回しか売上が上がらない。
それに対してAgile的な場合、毎月250万の売上増が期待されている。

仮に1月の売り上げが1億として3月までの売上を見ると

WF:

  • 1,2月開発 → 3月から500万増える
  • → 1億×2 + 1億500万 = 3億500万

Agile

  • 1,2月開発 → 2月,3月それぞれから250万増える
  • → 1億 + 1億250万 + 1億500万 = 3億750万

あたりまえだが早くリリースした分、先に売上が反映されるのだ。
素早いリリースというのは、こういったメリットが有る。
過度に「失敗しない」ことに固執するよりは、早く出せるメリットに目を向けてみてはどうだろか。

現実を見てみる

だいぶテキトーな数値を元に計算してみたが、実際どうだろか?

Agileの失敗率はそんなに高いか? 失敗っていっても完全にパーになるか? WFの工数増分は適当か?

それぞれの感覚でもって、考えてみてほしい。